「どれくらい漉く?」

ラモーダヨシダ

 

 

 

 

はじめまして。株式会社ラモーダヨシダの根本と申します。

 

弊社は50年前、浅草橋で先代の社長と奥様が2人で創業して以来、

 

革財布と革小物の専業メーカーを営んでおります。

 

 

このたびご縁がありまして「KAWANOWA」サイトに参加させていただくことになりました。

 

 

こちらのブログではたびたび、革財布メーカーの新米営業として、

 

あっと驚いたことや、へえ〜と興味深く感じたことなど

 

モノ作りの裏側をご案内していけたらと思っています。

 

 

今日はさっそく、私が毎日ひそかにドキドキしている「業界用語」についてお話します。

 

どのような業界でもその業界ならではのコトバがあると思います。

 

 

仕事を始めるまで、特に革好きというわけではなかった私にとって、

 

現場で交わされる素早い会話のコトバ1つ1つがそれはもう意味不明!で

 

頭の中にはいつもたくさんのクエスチョンマークが浮かんでいます(笑)。

 

という訳で、今日は革財布作りの肝とも言える言葉、「スキ」を紹介して終わりたいと思います。

 

 

「スキ」は「漉き」と漢字で書きます。

 

使い方はこんな風です。

 

Aさん「これってどれくらい漉く?」

 

Bさん「そうだね〜○mmくらいかなー」

 

(私の頭の中:「ええ!スクって何?なんで○mm?」)

 

 

財布は何枚も革や裏地を重ねて縫製するので、

 

薄く削った(とくに重なりあう端の部分)パーツを貼り合わせ縫製していきます。

 

漉きとは「革を漉く」=「革を薄くすること」でした。

 

    
 

(漉く前)                  (漉いた後)


 

 

この漉きの具合で財布の仕上がり、すっきり感がまったく変わってきます。

 

薄くするといっても、もともと2mm程度の革を全体的に1.2mmに薄くした後、

 

重なり合う端部分をさらに薄く漉いていくという繊細な作業です。

 

弊社のある東京上野界隈には、漉き屋さんといって「漉き」を専門に仕事をしている職人さんがいます。

 

 

一口に「財布を作る」といっても、

 

縫製に入るまで作業工程ごとに細かく専門の職人さんがいるということも、

 

入社してから初めて知って面白いなあと感じていることの1つです。

 

 

 

ちなみにブログ冒頭の写真は「革の厚みを測る道具」を写したものです。

 

会社のなかにはそういう珍しい?道具もごろごろしているので、

 

道具にまつわる「ええ?そんなことに?」なんて小話もお届けしていきますね。

 

 

それでは初回からだいぶマニアックなお話になってしまいましたが、今後もどうぞよろしくお願いします。

 

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